キャンドルに興味はあるけど、『使い方がわからない』『難しそう』と感じて、なかなか手を出せずにいる方もいらっしゃると思います。
火を使うものなので、初めてのキャンドルは少し不安があるかもしれません。
キャンドル初心者の方には、使いやすくて安全な『コンテイナーキャンドル』がおすすめです。
今回は、コンテイナーキャンドルの灯し方、消し方、長く楽しむためのコツなど、初心者の方でも安心して使える方法をわかりやすくお伝えします!
コンテイナーキャンドルとは
コンテイナーキャンドルは、ガラス、陶器、アルミ缶などの耐熱性容器に入ったキャンドルです。
定番のピラーキャンドルやテーパーキャンドルは、側面にワックスが垂れるため、燃焼時間の調整や管理が必要ですが、コンテイナーキャンドルは容器に入っているので、その心配がなく、初心者でも安心して使えます。
また、容器に入っていることで、天然精油を使ったキャンドルの香りが揮発しにくくなるため、香りを長く楽しむことができます。灯りと香りの両方を楽しみたい方におすすめです。
火を灯すと、容器に反射した柔らかいオレンジ色の光が広がり、間接照明のように優しく、温かみのある空間を作り出します。
蓋が付いているタイプの場合、香りの保持に役立つだけでなく、火を消す際に蓋を被せるだけで酸素が遮断され、自然に消火できます。

コンテイナーキャンドルの灯し方
コンテイナーキャンドルの火の灯し方についてご説明します。

まず、芯を真っすぐに立てます。芯が倒れていると、均等にワックスが溶けないことがあるため注意してください。

芯の先端に火を付けず、芯の根元のワックスを溶かすように火を付けてください。

初回は、表面のワックスが均等に溶けるまで、1~2時間程度灯してください。
短時間の燃焼を繰り返すと、キャンドルの中心部分だけが溶け、外側のワックスが固いまま残ってしまい、最後まできれいに使えなくなることがありますのでご注意ください。

連続で1時間灯した場合と、短時間の燃焼を繰り返した場合の比較です。

左側が連続で1時間灯したキャンドル、右側が5分間の燃焼を何度も繰り返したキャンドルです。

短時間の燃焼を繰り返すと、どんどん穴を掘っていくように中心だけが凹んでいく「トンネル現象」が起こります。

初回でしっかりと容器の端まで溶かさなかった場合、2回目以降に長く燃焼させても、最初に溶かしたワックスと同じ幅までしか溶けませんのでご注意ください。
キャンドルは、初回はワックスが溶けにくいため、2時間ほど時間に余裕があるときにお使いいただくことをおすすめします。
また、連続での燃焼は2~3時間を目安にお使いください。
コンテイナーキャンドルの火の消し方
キャンドルに息を吹きかけて消すのは避けましょう。溶けたワックスが飛び散ってしまうことがあります。安全に火を消す方法をご紹介します。

ウィックディッパーやピンセットなどで芯を倒して溶けたワックスに浸すと、すすを出さずに消火できます。
また、キャンドル用の消火ツール「スナッファー(snuffer)」を使う方法もあります。蓋付きのキャンドルの場合、蓋をかぶせると酸素が遮断され、自然に火が消えます。

火が消えたら、芯を真っすぐに戻してください

キャンドルが完全に冷えて固まった状態で芯に触れると・・・

ポキッと折れてしまうことがあるので、注意してください。

万が一、芯が折れてしまっても慌てずに、芯の周りをスプーンなどで削り、

5~6mmほど芯を露出させてください。

再び、火を灯すことができます。
お気に入りのキャンドルを最後まできれいに使えなくなってしまうのは、ちょっと残念ですよね。でも、最初の使い方に少し気をつけるだけで、きれいに使い続けられます!
お気に入りのキャンドルを長持ちさせ、優しい灯りに包まれながら、心地よい時間をお過ごしくださいね!